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Raspandy PAL オンラインヘルプ
シリアル通信・COMポートについて
Raspandy PAL と Raspandy S1 が通信を行う仕組みについて説明します。
Raspandy S1 とパソコンはUSBケーブルで接続されています。USBケーブルは電力供給とデータ通信を同時に実現する接続規格で、シンプルな物理配線を実現します。しかし、一方でUSBを介した通信方法は複雑で、扱いが難しい側面があります。
そこで、Raspandy S1 では通信方法をわかりやすくするため、USBケーブルを使いながらも、USB通信よりも容易に扱えるシリアル通信を取り入れています。煩雑な通信方法に惑わされることなく、通信によりやりとりされるデータそのものに注意を向けることができます。
このような仕組みを実現するために、Raspandy S1 では特別なICを搭載しています。これは、USB通信とシリアル通信を変換するもので、Raspandy S1 に搭載されるコアマイコンからはUSB通信を意識することなく使えるようになります。また、コアマイコンをリセットしたとしても専用ICが独立しているためパソコンとのUSB接続は常に維持されます。
パソコン側では、この変換ICと協調して動作する専用のドライバが準備され、USB通信でなくシンプルなシリアル通信としてソフトウェアから利用できるようになります。この時、パソコンのソフトウェア(Raspandy PAL など)は シリアルポートという Windows が提供する仕組みを介して通信を行います。