電子工作 -ほのかに光るLED 前編-

最終更新: 2019年2月28日




はじめまして、ラスパンディジャパンのエンジニアです。


このブログはいつも投稿されているものとは少し違います。Raspandyのレッスンやニュースの紹介ではなく、ものづくりに役立つ情報をエンジニアの視点で自由にお伝えするブログなのです。エンジニアブログというタグがついているのはそうゆう理由です。

はじめに少し言い訳をさせてください。エンジニアが自由に書くので、会社の意見というよりは個人的な思いが多分にはいります。Raspandy S1を無茶に使うこともあります。そのため、ここでの内容は参考程度にとどめて頂ければ幸いです。



それでは、第1回エンジニアブログの紹介です。やっぱり最初はLEDの話題がよさそうです。電子回路を最初に動かすのはLEDをチカチカさせるコトと決まっていますよね。プログラム的には数行で済み、光を体験できるインパクトさもあり、人気の題材です。ですが、ここでの内容は単なるLチカの話ではありません。LEDを単に光らせるだけではなく、デザインに対してどうLEDを工夫するか、そのポテンシャルについての話です。




LEDは簡単に使える電子部品であるものの、LEDはユーザーとデバイスがコミュニケーションを取る上でとても大切な部品です。一日が終わりベッドに横になるとき、部屋の明かりを消すと周りにたくさんの光があることに気づきます。赤、緑、橙、青。小さく光る点がLEDです。いろいろなデバイスに搭載されるLEDは、注意深く設計する必要がある代表的な部品です。おしゃれなデザインでUI・UXが優れた製品は、例外なくLEDの光らせ方にこだわりが感じられます。


例えば、Apple社のノートブックの背面にはリンゴのマークが光っていますが、均一に眩しくなく柔らかに光ります。また、消灯時にはLEDの穴が見えない電源インジケーター(特許まで取得済み)が備わっています。一般的に白い光は眩しいのであまり使われません。赤や緑が多いのはそのためでもあります。あえて白い光を使うあたりに確固たる意志が感じられます。



ということで、ここではLEDの光を丁寧に扱うための一例を取り上げてみたいと思います。まずはこちらの写真をご覧ください。この四角い木の箱は間接照明をコントロールするためのデバイスです。私は間接照明が大好きです。特に、部屋のあちこちに照明を散らした多灯の間接照明がお気に入りです。やわらかな光に包まる感覚に癒されます。ですが、部屋中にある照明のスイッチを押して回っては、せっかくの雰囲気が台無しです。スイッチひとつでまとめてつけたいのです。そして、部屋に置くものですから観葉植物や絵画などと並べておくことになります。そこで「木の温かみとインテリアにマッチするようなデザイン」も欲しいとところです。この四角い木の箱はそうした要求を満たすために作られたのです。



デバイスの正面右上に大きく光るLEDがあり、ほのかに灯っています。このLEDは、デバイスのON/OFFを認識するためのものです。LEDが光っていることを見てデバイスの状態を確認することは、皆さんもよくあると思います。単に確認するためだけであれば、LEDに何もせずそのまま光らせても問題はありません。でも、ここでは目指すデザイン性に合わせて、(点ではなく面で)大きく・柔らかく光るように工夫させてみました。




このようなLEDはどう作り出しているのでしょうか?少し長くなってしまったので、

次のエンジニアブログで続きを紹介させてください。

(次回は2/12(火)の予定です)