研ぎ澄まされたハードウェア
より良く、よりシンプルに。不要な要素を徹底的にそぎ落とし、学びやすさのためにハードウェアを洗練させました。
シンプルなデザイン
ハードウェアの上面には、学習に必要なものだけを残し、それ以外の要素は徹底的に排除されています。そのこだわりはスルーホールや銅箔パターンにまで及びます。そして、必要な意味だけに精錬したシルク文字はピンの意味をシンプルに提示します。必要ものしかありません。すべては分かりにくいという煩わしさを無くすためです。
モノトーンな色調
色を積極的に除外し、黒と白を基調としました。それはLEDの発光色にもあてはまります。白くやわらかに光るLEDは、決して眩しくならないよう注意深く何度も何度も調整されています。こうして整えられた色調はハードウェアに知的で落ち着いた雰囲気を作り出し、集中して学習できる環境となります。
整えられたレイアウト
こだわりは見えないところにも及びます。背面を構成するコンポーネントはシンメトリーを基本とした空間的なアライメントがとられ、部品同士を連結する配線は2軸の直線を基本として構成されています。理路整然とした配置は整えられた秩序を生み出し、ハードウェアに対する信頼感を支えます。
重厚なスタンド
独特な意匠を持つ4つの四角い金属製スタンドは、ケーブルの屈折力に負けない重量を与えると同時に、設置面との適度な高さを確保し基板裏面の不用意な電気的ショートから守ります。また、スタンドに開けられたM3ネジ穴は機械的なカスタマイズ性をもたらし、自由な拡張を可能とします。
特別に設計されたソフトウェア
Raspandy S1 のソフトウェアは、本体ハードウェアと同じくゼロから自社開発をしています。ソフトウェアにできないことをハードウェアで解決し、ハードウェアにできないことをソフトウェアで実現する。そうした調和の果てに生み出されました。
Raspandy PAL
ラスパンディ パルは学習をはじめるのに欠かせないパソコンアプリです。だれにでも使えるよう、シンプルで直観的な操作性にこだわりました。まるで、いつも使うアプリのように簡単です。学習に集中できる環境作りはここにも及んでいます。※Windows専用
Raspandy BOOTLOADER
ラスパンディ ブートローダーは Raspandy S1 に標準インストールされ、常にバックグラウンドでサポートするソフトウェアです。パソコンと連動させ、Raspandy S1 のソフトウェアを最新の状態にできます。また、プログラミングの学習にあたっては、作成したソフトウェアを書き込むために使用します。スタートからマスターまでずっと使える。シンプルに学習するための取り組みはここにも反映されています。
Raspandy CONSOLE
ラスパンディ コンソールは Raspansy S1 とのインタラクティブなコミュニケーションを実現するためのコマンドベースのソフトウェアです。プログラミングのスキルが無くとも使えるため、だれでもソフトウェアとハードウェアの学習をはじめられます。プログラミングのスキルが身につけば、オリジナルコマンドを搭載し、機能を拡張できます。Raspandy S1 との学習を終えた後も、ずっと活用できます。
すぐに使える
Raspandy PAL、Raspandy CONSOLE、Raspandy BOOTLOADER は、はじめから利用可能です。追加で購入する必要はありません。そして本Webサイトからダウンロードができます。そのため、Raspandy S1 さえあれば、その日からソフトウェアとハードウェアの世界に踏み出すことができます。
充実した付属電子部品
Raspandy S1 にはご購入いただいたその日から、すぐにはじめられるよう厳選された電子部品が付属しています。星の数ほど存在する部品から学習に必要なものを自分で選ぶ必要はありません。
φ3.0mmのラジアルLED
ほとんどの機器には機器の状態を示すインジケーターがついています。その仕組みがLEDの学習を通して見えてきます。ひいては、デバイスをコントロールする上でとても基本的なデジタル出力を学ぶことができます。また、LEDには明るさセンサーとしての機能もあるため、アナログ入力につても学べます。アナログ入力を自在に操ることができれば、センサー出力がアナログ値である温度センサーや距離センサー等も接続できるようになります。
ラジアルタクトスイッチ
スイッチは、人と機械との境界をつかさどる重要な電子部品の一つです。パソコンのキーボード、リモコンのボタンなどがその代表です。この基本的なデバイスの使い方を学べば、多数のスイッチを同時に検出したり、磁気スイッチ、傾斜スイッチなど別の種類へ容易に展開できます。
φ5.0mmラジアル赤外線LED / ミニモールド赤外線受光モジュール
赤外線LEDは人の目には見えない赤外線を放出するLEDです。この光は機械のための光です。このLEDと赤外線受光モジュールと組み合わせたとき、威力を発揮します。光りによる無線通信が実現できるからです。この仕組みは、身の回りの家電製品に多く搭載されています。そのため、この二つのパーツを使うことで、家電製品をコントロールすることが可能です。
ミニブレッドボード(本体に搭載済み)/ ジャンパーワイヤー
ブレッドボード上で回路を構成し、ワイヤージャンパーによって制御信号や電源を接続する。Raspandy S1 一台で数多くの学習に対応できる仕組みです。手を動かし部品を一つ一つハードウェアを組み上げる。そしてソフトウェアを働かせ、ひとつの機能を実現する。こうしてソフトウェアとハードウェアが連携し振る舞う様子を、ゆっくりと、でも確実に一歩一歩理解していけます。
510Ωアキシャル抵抗
抵抗は電子回路を構成するとても重要なパーツです。電流を適切に制限し、LEDなどを安全な範囲で使うことができます。全体の雰囲気を乱さないよう、グレーを基調とした落ち着いた色合いを選んでいます。
パッケージ内容
・Raspandy S1 本体
・φ3.0mmラジアルLED
・φ5.0mmラジアル赤外線LED
・ミニモールド赤外線受光モジュール
・ラジアルタクトスイッチ
・510Ωアキシャル抵抗
・ジャンパーワイヤー(5本)
・マイクロUSBケーブル
・取り扱い説明書
仕様
はじめかた
Raspandy S1 には基本的な学習ができる電子部品が同梱されています。パソコンと接続するためのUSBケーブルも付属しています。そのためRaspandy S1 とパソコンがあればはじめることができます。追加の部品をそろえればより幅広い学習も可能です。
必要なもの
より幅広く
Raspandy S1
パソコン (※)
※Windows10以降のOSがインストールされている必要があります。また、パソコンにはUSBポート(Type-A)及びインターネット環境が必要です。
追加購入電子部品